なぜアメリカで野球? 先日、日本から高校を卒業した宮本裕太君という野球選手がサンフランシスコ大学キャンプに参加しに来ました。彼がサンフランシスコに滞在している間に沢山のことを考えさせられました。 先にも後にも大きな問いとしてあるのは「なぜアメリカで野球?」ということです。この答えを見つける時にまず聞きたいのは「なぜ日本?」ということです。こう考えると大きなこの問いの中に沢山の小さな問いが出てくることと思います。100人以上もいる部員の中で切磋琢磨することは良い面もあれば悪い面も沢山あると思います。その他にもコーチ陣は何人?アスレティックトレーナー、ストレングス&コンディショニングトレーナーは?野球の環境は?設備は?プロになれなかったときの卒業後の進路は?怪我をしたら?沢山の問いがある中で日本の良い面と悪い面が思い浮かぶと思います。とりあえず、日本の大学には入れたからそれで良いし、野球が続けられるから良いと考える人も沢山いると思います。大学に入るだけが目的ならどうしてアメリカの大学というものがチョイスに出てこないのでしょうか?しかし、アメリカが全て良いということはありません。アメリカにも良い面と悪い面が沢山あると思います。性格的にアメリカがあわない、両親から遠く離れた見知らぬ土地に行くのは心配、英語が喋れないから行っても何にもならないなどなど考えれば沢山あると思います。しかし、私がアメリカで生活していていつも思うのは、アメリカでは何事も言わなければ何も起こらないということです。日本だったらこんなこと言わなくても常識とか、言わなくてもやってくれて当然という事、こっちから言わなくても聞いてくれるということも言わなければ何も起きないと言う事です。そこで自分からいろいろやっていくという積極性がどうしても生活していく上で必要になって来ます。 私は日本にいたときはずっと両親と住んでいました、その中でいかに自分が回りの人たち甘えていたか、また日本という国がいかに生活していくうえで日本人として楽かということを感じます。そう考えるとアメリカに野球だけを挑戦している人達の苦労が目に見えてきます。そう「英語」の必要性です。最近よく独立リーグやメジャーリーグのトライアウトをしに日本から来ている野球選手が多くいます。その人達のいったい何人が英語が喋れるのでしょうか?トライアウトをするのは非常に良い事だと思うのですが、もし合格してビザを取ってアメリカでマイナーリーグから野球を始めたとしても野球の壁にぶつかる前に英語の壁にぶつかることが多くあると思います。多くの素晴らしい選手たちと厳しいサバイバルをしアメリカ中をバスで旅しすることは想像以上に大変なことのように私は思います。私の友人で以前マイナーリーグで働いていた日本人の話ですが、たまたまそのチームに日本人の選手がマイナーの下のチームから上がってきて世話役をかってでたそうですが、ものすごく感謝されたそうです。その日本人の選手はそれまでそうとう苦労してそのチームに辿り着いたようでした。現在はその選手はマイナーリーグをカットされて何をしているかは定かではありません。こう考えていくとやはり、日本からメジャーに行くには高校→日本プロ野球→FA→メジャーというのがベストチョイスであるのかも知れません。FAをえられるまで日本では9年ですので日本で大学まで野球をしてから日本プロ野球に入るとFAを取得するまでに31歳を迎えています。選手としてまたプライベートもアメリカに挑戦するには充実しすぎているかもしれませんね。この他にアメリカ野球に挑戦したいのであれば私はアメリカ大学や短大へ挑戦するのも遠回りではないのではないかと思います。それに、決してアメリカ大学や短大にいったからといって日本でのプロ野球復帰ということができるわけですから。 日本、アメリカの良い面・悪い面がある中でこれからは日本だけが高校卒業後の進路だと考えるのは古くなってきているかもしれませんね。 ←HOMEへ | |